ノイズテクスチャでいろいろな模様の作り方
※記事製作時のバージョン:Blender2.90
ノイズテクスチャでいろいろな模様を作る方法を紹介します。
シンプルなマーブル模様
ノイズの「歪み」を上げるだけで、シンプルなマーブル模様ができます。
三色以上で作る場合はカラーランプで色を設定します。
ランダムな点々模様
ノイズの後ろにカラーランプをつないで、黒のカラーストップを白の方にぐ~っと寄せると、点々模様ができます。
点々の数を増やすには、ノイズのスケールを大きくします。
星空もこの方法で作れます。
うねるマーブリング その1
カラーランプで白のカラーストップを黒で挟むと、うねるマーブリングが作れます。
(白黒は逆でもOKです)
三色以上で作る場合はカラーランプで色を設定します。
うねるマーブリング その2
- ノイズを二つ用意し、片方の「歪み」を上げる
- ミックスRGBノードの「差分」モードで、二つのノイズテクスチャをつなぐ
- カラーランプをつないで、白のカラーストップを黒の方に寄せる
三色以上で作る場合はカラーランプで色を設定します。
その1は模様の自由度が高い設定ができます。
その2はスジ模様の中心線から対称に幅を設定する方法で、スジ幅の調整が簡単になります。
緻密なマーブリング
ノイズのベクトルに別のノイズテクスチャをつなぐと、緻密なマーブリングができます。
複数の組み合わせ
ここまでの手法を組み合わせると、もっといろいろな模様が作れます。
下の画像は、スケールの値を小さくして模様を拡大したマーブリングに、点々模様を重ねた見本です。
ベースカラー以外のマッピングに使う
テクスチャをベースカラー以外のパラメーターにつなぐこともできます。
よく使うのは、スペキュラーとバンプにつなぐ、ひび割れなど凹凸の表現です。
同じ手法でも、ノイズのスケールや歪みの値を変えるだけで違う模様になるので、いろいろ試してお楽しみください。
以上、ノイズテクスチャでいろいろな模様の作り方でした。
※添削・構成アドバイス:相方
追記
今回使用したボーリングの球とピンのモデルを、BOOTHで販売しています。
6パターンのノイズテクスチャ模様が設定済なので、マテリアル見本としてご利用したい方もどうぞ。